Google Apps Script（GAS）での開発では、ログ出力がデバッグやプログラムの状態把握に欠かせないツールです。この記事では、console クラスと Logger クラスを用いたログ出力方法を詳しく解説します。
GASのスクリプト編集画面や、特定のアプリケーションでのログ確認には、console クラスと Logger クラスがよく使用されます。それぞれの使い方と、その特徴を見ていきましょう。
Consoleクラスの基本
console クラスはJavaScript開発者にとっておなじみのツールで、GASでも同様に利用できます。以下のメソッドを使って、様々な種類のログを出力できます：
console.log('console.log'); // 情報のログ出力
console.info('console.info'); // 情報のログ出力
console.warn('console.warn'); // 警告メッセージ
console.error('console.error'); // エラーメッセージこれらは主にデバッグ時に、変数の状態や進行中の処理の追跡に役立ちます。
Loggerクラスの活用
Logger クラスはGAS特有の機能で、スクリプトの実行に関連するログを管理するために設計されています。基本的なログ出力は非常にシンプルです：
Logger.log('ログ出力'); // ログの出力ログの確認とクリア
Logger クラスは、セットされたログを確認する getLog メソッドと、ログをクリアする clear メソッドも提供しています：
// ログの出力
Logger.log('test');
Logger.log('test2');
Logger.log('test3');
// ログの取得と表示
let logContents = Logger.getLog();
Logger.log('現時点でのログ内容: ' + logContents);
// ログのクリア
Logger.clear();
logContents = Logger.getLog();
Logger.log('現時点でのログ内容: ' + logContents); // ログなし処理時間の計測
処理時間を計測する方法として、console.time と console.timeEnd を使用することができます。これにより、コードのパフォーマンスを測定し、最適化する際の重要なデータを提供します
const timelabel = "処理Aの所要時間";
console.time(timelabel);
// 処理
console.timeEnd(timelabel);この機能を使うことで、以前は現在時刻を取得してから手動で時間を計算していた方法よりも、ずっとスマートに処理時間を把握できます。
積極的に使っていこ
