GASの実行履歴を確認しても、ログが確認できない場合があります。 GASの実行履歴が見えない時、もっと効果的に管理する方法として、GCPと連携し、Cloud Loggingでのログ出力が役立ちます。今回は、そのセットアップ方法を具体的に解説します。

GCP設定

プロジェクトの作成

1. Google Cloud Console にアクセスし、プロジェクトを作成をクリックします。
2. プロジェクト名を入力し、組織と支払い情報を設定します。
3. プロジェクトが作成されたら、ダッシュボードに表示されるプロジェクト番号をメモします。

APIとサービスの設定

1. APIとサービス ダッシュボードに移動します。

2. OAuth 同意画面 を設定します。

   • 組織内でのみ使用する場合は内部を、それ以外では外部を選択します。
   • 必要なアプリ情報を入力します。

   

3. Google の審査プロセス を完了します。

   • PUBLISH APPボタンをクリックし、CONFIRMを押してアプリを公開します。

これで、GCPの基本設定は完了です。

GAS設定

Google Apps Scriptを使用して、Google Cloud Platformと連携するアプリケーションを簡単に作成できます。

GCPプロジェクトとの連携

1. GASエディタを開き、左サイドメニューからプロジェクトの設定を選択します。
2. Google Cloud Platform（GCP）プロジェクトセクションに移動し、先ほどGCPで取得したプロジェクト番号を入力します。

動作確認

GASを実行し、GCPのCloud Logging を確認してみてください。ログが出力されていたらOKです！問題ありません

これで、GASがGCPプロジェクトにリンクされ、Google CloudのリソースやAPIをスクリプトから直接利用できるようになります。

この設定を完了することで、Googleのパワフルなクラウドインフラとスクリプト機能を組み合わせた、効率的かつ強力なアプリケーションの開発が可能です。技術的な詳細や追加の設定については、Googleの公式ドキュメントを参照してください。

まとめ

GASとGCPを連携することで、クラウドの強力な機能を使って、効率的な開発やデバッグが行えます。 思ったより簡単にGASとGCPを連携することができるので、ぜひお試しを！